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2006/08/09

浮島周辺 2006/08/04

06:30 晴れ

 レンカクが出たという。秋田で知り合った関東の方にお尋ねしたら,すぐにポイント情報をいただけた。土曜日まで待って行くつもりだったが,待ちきれなかった。午前2時起床,頭がすっきりするのを待って,午前2時半頃自宅を出発した。

 目的地まで約4時間で到着。土地勘がないので,あっち行ったりこっち行ったりウロウロしてしまったが,まもなく人が大勢集まっている場所を発見。「珍鳥祭り」のときは,鳥そのものより人だかりを探した方が早い。まだ朝の7時になってもいないしウィークデイだというのに30人位の人たちがすでに集まっていた。

 みなさん大砲のような超望遠レンズを三脚上にセットして所在なさげにしている。出るのを待っているのだろうか。手前の人に尋ねると,その人も今来たばかりだという。とりあえず双眼鏡でレンズが向いている方向を見ると,いた。

_060804_a_160 _060804_a_132  遠くの干潟状になっている地面を採餌しながら歩いている。長い尾が目立つ独特のプロポーションだ。長い足の指は地面を歩くときは歩きにくそうだ。うなじの黄色が良く目立つ。初見だったので,内心とっても感激したが,周囲の人たちは皆普通にしている。心の中で「すげぇ」とつぶやいたにとどまった。Sさん,ありがとう。

_060804_a_201 _060804_a_260 _060804_a_274  証拠写真を何枚か撮った後,しばらく望遠鏡で観察していたが,午前中は逆光のようだ。撮影向きではない。周囲の人たちは,近付いてくる or 飛ぶのを待っているようだ。せっかく浮島近くまで来て,レンカクだけではもったいないので,午後にまた来ることにして移動することにした。このポイントではレンカクのほか,タカブシギやバンなどが観察でき,背後でコジュリン(写真左)が盛んにさえずっていた。すぐ近くの水面にはオオバン親子たち(写真中)もいて,子どもがイナバウアー(写真右)をしていた。

_060804_0022 _060804_a_378  まず,この周辺をさらっと回ってみたが,コチドリ(写真左)多数のなかにメダイチドリ(写真右)が混ざっていたのを見つけた程度。期待していたシギチ類は見つからなかった。この鳥を車内から撮影しているとき,工事現場の人に声をかけられた。レンカクのような鳥を春にも見たということだった。もしかすると春にも来ていたのかもしれない。レンカク見学で工事の邪魔をして申し訳ないと謝ったが,にこやかに応答していただけた。

_060804_a_505 _060804_0050  ここから程近い浮島湿原(妙岐の鼻)は,コジュリンやコヨシキリ,オオヨシキリ,セッカなどが多く観察でき,また,オオセッカのさえずり飛翔も観察できる所だ。この日ここに着いたのは9時半位だったが,暑さが酷い状態になっていた。まだ暑さに慣れきっていない体には炎天下を歩くのがかなり辛かったが,ひと通り遊歩道を回ってみた。

_060804_a_646 _060804_a_527  相変わらずセッカとコジュリンはあちらこちらで観察できたが,コヨシキリとオオセッカは各1羽だけがさえずっていた。オオヨシキリは地鳴きと姿が観察できただけだった。時期のせいもあるのだろうが,この暑さも無関係ではないような気がする。見かけた鳥はどれも口を開けて熱を放散している状態だった。とはいえ,セッカやコジュリン(写真左)がここでは至近距離から観察でき,結構楽しむことができた。特にセッカは,宮城県内の田んぼでは声や飛ぶ姿は観察できてもなかなか近くで見る機会(写真右)に恵まれないので,とても貴重なひとときだった。

 今月号のバーダーの「Field note」や「決定版 日本の探鳥地 首都圏編」に,この周辺がシギチの観察地だと紹介されていたので,結構な時間をかけ,ハス田や水田を回って見たが,休耕田自体見つけられずに玉砕してしまった。情けない。

_060804_b_071  そうこうしているうちにお昼が回って日の角度が変わってきたのでレンカクポイントに戻ってみた。朝とは,いる位置がかなりずれて,このときはハスが林立するなかに入って餌を取っているところだった。日の射し加減は朝と違って順光に近くなり,撮影もしやすくなっていた。距離も近い。ハスの上を歩いているとこの足の指の長さが納得できる。無駄ではなかった。

_060804_b_099 _060804_b_100 _060804_b_101 _060804_b_102  長い尾でバランスを取るようにして水面から何やら採餌している。周囲の人たちはオタマジャクシを食べているんじゃないかと話をしていたが,何を食べているのか良くわからない。図鑑によると植物の根や茎,水生昆虫や甲殻類ということだ。虫やエビなどを食べていたのだろうがオタマもいて捕まえられれば食べていたのかもしれない。この連なりの写真で食べているのは植物系のもののようだ。

_060804_b_167_1 _060804_b_171_1 _060804_b_176_1 _060804_b_184  ハスの葉の上を歩いているのを見ていると飽きない。ときどき踏み外して落ちたように見えるのも面白い。左側3連の写真では,だんだんと水に沈んでいっている。慌てて別の葉に写ったときに後ろを向いてくれたので,うなじの黄色が金色に輝いているショット(右端)も撮影できた。

 夢中になって観察&撮影しているうち,いつのまにかデジスコ用デジカメのメディアが一杯になってしまっていた。と,同時に急に炎暑が酷くなったように感じ,ここを立ち去ることとした。もう1か所寄りたいところがあったせいもある。

_060804_b_289_1 _060804_0176 _060804_303  寄りたかった所はここ。土浦市の乙戸沼公園だ。常磐道の桜土浦ICに近い場所にある。ここはチョウトンボ(写真中)がすぐ近くで観察できるのが良い。他のトンボ類も期待できる。この日もチョウトンボが観察できたが,思ったほど沢山ではなかった。時期がやや遅かったかもしれない。しかし,他にもイトトンボ類やギンヤンマ,ショウジョウトンボ,コシアキトンボなどが観察できたので,充分に楽しめた。特にギンヤンマはつながって産卵している所(写真右)も撮影できた。

_060804_0237 _060804_0091 _060804_321  また,ここはバンがアヒルのようにすぐ近くで観察できるのも良い。普通警戒心が強い鳥だが,ここでは人が近づいても逃げない。子どもが6羽と親2羽。計8羽家族が揃って観察できた。ハスにレンカクも良いが,バンにスイレンも負けていないぞ。地元に方々には,カルガモ親子のように可愛がられているに違いない。ちなみに,ここではバイカモも観察できるが,今回は暑さに負けてそそくさと引き揚げてしまった。

 この日は,レンカクと初めて会えた上,オプションも付いて,とても楽しい1日を過ごさせていただいた。ただ,暑かったのには参っなぁ~。

【観察できた鳥】

スズメ,セッカ,ダイサギ,ハクセキレイ,カワラヒワ,ウグイス,ハシボソガラス,バン,コチドリ,ゴイサギ,キジバト,オオヨシキリ,コヨシキリ,オオバン,チュウサギ,アマサギ,レンカク,アオサギ,タカブシギ,ホオジロ,カイツブリ,ホオジロ,コジュリン,カルガモ,カワウ,コサギ,ツバメ,メダイチドリ,ヒバリ,オオセッカ,ハシブトガラス,カワセミ,ムクドリ (33種)

【写真】(左上から,アオサギ,暑さにあえぐカワウ,カワラヒワ,ゴイサギ若の後姿,コジュリンのさえずり×2,セッカ弾丸,オオヨシキリ風,コチドリ,足はこうなっていた。アオモンイトトンボかな。アブラゼミ,コシアキトンボ,シオカラトンボ,ショウジョウトンボ,ノシメトンボ,乙戸沼公園)

_060804_a_334 _060804_a_664 _060804_a_095 _060804_a_348 _060804_a_595 _060804_a_655 _060804_a_583 _060804_a_570 _060804_a_069 _060804_b_028 _060804_0101 _060804_0158 _060804_0125 _060804_0109 _060804_319

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コメント

yamameさん 西の洲干拓まで来られたのですね。午前2時起床というハードスケジュールご苦労様でした。私もレンカク観察後に周辺の田んぼを回りましたが、コチドリ、トウネン、アオアシシギ程度で寂しいものでした。
乙戸沼公園はヨシガモで有名ですが、私は行ったことがありません。

投稿: 綱さん | 2006/08/09 22:09

綱さんも行かれたんですね。関東の方は情報が良く回るようですし珍鳥が出ると人出がすごいですねぇ。シギチではトウネン,アオアシシギに会えただけでうらやましく思います。

乙戸沼公園は以前浮島に行ったときも寄りましたが,そのときもチョウトンボ狙いでした。ヨシガモで有名だとは知りませんでした。

投稿: yamame | 2006/08/10 05:23

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