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2006/07/11

蔵王 2006/07/08

 先週に続いて蔵王に挑戦した。山頂付近で溢れるような小鳥のコーラスを聴きたくってちょっと早めに家を出た。しかし,晴れているときは愛子バイパスからくっきりと見える蔵王の山々が,この日は霧と雲に隠れて全く見えなかった。雲が低く山頂が晴れていることを願った。

_060708_091  エコーラインを車で登っていく途中,霧(雲)から抜け,一旦青空も見えるようにもなったが,山頂付近に近づくと,再びミルクを流したような濃い霧(雲)の中に突入してしまった。クロジやビンズイ,カヤクグリなどの声が近くから聞こえてくるが,どこにいるのかまったくわからない。先週のような雨は降っていないものの,な~んにも見えない。しょうがないので,晴れている高度をうろついて頂上の霧が晴れるのを待つことにした。写真のように下の雲海と上の雲の間の高度だ。

_060708_006 _060708_011  聖山平付近の高さは雲がかかってなかった。エコーライン沿いの見晴らしが良い駐車帯に車を停めて,窓を開けてみた。小鳥たちのさえずりが溢れていた。緑の梢や近くの枝に鳥たちの姿も見える。ホオジロ(写真左)やアオジ,ウグイスなどのほか,アカハラやカッコウ(写真右),カケス,ビンズイなどが車にいながらにして観察できた。ホトトギスも鳴きながら頭上を飛んでいった。

 聖山平の林道を歩くと,コマドリ,ルリビタキ,クロジが盛んにさえずっていた。亜高山ならではだ。これに混じってウソやホシガラスの声も通り過ぎていく。

_060708_100 _060708_133 _060708_172  クロジの声が近かったので林に分け入ってみると,すぐそこでさえずっていた。とまっているのが電線で色気なかったのと,空抜けだったのとで,写真はイマイチだったが,至近距離から姿と声を楽しむことができた。ラッキーだった。移動して私のすぐ近くの枝でさえずってもくれたが,とまった場所がわからず,飛んで初めていた場所がわかった有様だった。これはちょっぴり残念だった。

_060708_0122  コマドリとルリビタキの両方がさえずっているポイントでも林に分け入ってみた。どちらもすぐ近くを右や左に移動しながらさえずっている。距離にすると20mもあっただろうか。声が響き渡っている。至福のひとときだった。しかし,さっきのクロジ同様,姿を見つけられない。じっとしゃがみこんでいるのに飽きて林道に戻ったら,鳥見の人がいた。聞くとコマドリが木の天辺で鳴いていたという。な~んだ。林道からも見えたのかぁ。待機しているとき,すぐ近くをヒガラ親子(写真)の群れがにぎやかに飛び回っていた。

_060708_0159  いつの間にか9時近くになっていて,チョウも出てきたが,これはお昼過ぎに観察することとし,再び頂上に行ってみた。霧が若干残っていて,やや不安はあったが今度は見通しがきくようだ。頂上までの道沿いでカヤクグリの鈴を振るようなきれいな声が聞こえてきたので車を降りてみると,そこここでさえずっている。この冬にサイカチで出会ったこともあるが,やはり山で出会うのが良い。頂上駐車場の近くでも盛んにさえずっていた。

_060708_470 _060708_550 _060708_640  馬の背を熊野岳頂上まで歩いたが,ここでは例年通りビンズイ(写真)が多数さえずっていた。岩や低木の梢でさえずっており,ときどき舞い上がってさえずる姿もみせてくれた。空に上がったきり,ず~っとさえずっているのはヒバリだろう。3年ほど前から毎年ここでも見かける。逆にイワヒバリは今回も出会えなかった。見るときは馬の背のお釜側のガレ地から歩道にかけてだが,昨年も出会えなかっただけに残念だった。

 アマツバメは鎌のように翼をピンと張り,風を切って飛び回っていた。近くを飛ぶときは風を切る音が聞こえる。相変わらずカッコ良い。若いときはこの鳥とコアジサシが大好きだった。程よい大きさで翼が尖っているのがカッコ良く見えた。

 ここでは,運が良ければ,ハイマツの緑をウソたちが群れ飛んでいる姿を見ることもできるが,これも今回ははずれた。イワヒバリとウソは次回の楽しみにしておこう。

_060708_0263 _060708_0182 _060708_514  花ではイワカガミとコマクサが盛期だった。特にイワカガミ(写真左)はあちらこちらで大きな群落を観察できた。アオノツガザクラやミネズオウ,ハクサンチドリ,オノエランなども観察できた。他にも咲いていたかもしれないが,植物関係はどうも苦手だ。虫では相変わらずミヤマハンミョウ(写真中)が多く,チョウではキアゲハ(写真右)が目立った。タテハ系のチョウが飛ぶのも見かけたが,何か判別できなかった。

_060708_0316  熊野岳の頂上に登った後,馬の背に戻る頃からにわかに雲が湧き出してきて,見通しが悪くなってきた。と,思う間もなく,なんと雨が降り出してきた。最初霧雨程度だったが,結構しっかり降り始め,すっかり濡れてしまった。刈田岳方面にも行こうと思っていたのだが,雨に負け断念だ。

_060708_670 _060708_679  その後,下に降りても霧は晴れず,聖山平付近でも細かな水滴が空中に浮かんでいる状態だった。このウソ親子を撮影しているまでは何とか先が見えたが,間もなく霧が濃くなり,また,薄暗くもなってきて,この日はこれでお終いにせざるをえなかった。午前中,チョウが沢山飛んでいるのを見ていただけにとても残念だった。

 次回の楽しみがまたできた。

【観察できた鳥】

ホオジロ,ウグイス,コルリ,カケス,アオジ,ビンズイ,カッコウ,アカハラ,モズ,キジバト,ホトトギス,カヤクグリ,クロジ,コマドリ,ルリビタキ,ジュウイチ,コガラ,ヒガラ,メボソムシクイ,キビタキ,ヒヨドリ,ツツドリ,キセキレイ,アカゲラ,ホシガラス,ウソ,メジロ,アマツバメ,カワラヒワ,ヒバリ,ハシブトガラス,ヤマガラ (32種)

【写真】(左上から,早朝のウグイス,カヤクグリ,クロジ,ヒガラ,ビンズイ,熊野岳山頂のハシブトガラス,霧の中のアカゲラ,霧の中のアカハラ,ウソ♂,ウソ子ども,アオノツガザクラ,ミネズオウ,イワカガミ群落,ピンクが濃いイワカガミ,オノエラン,ハクサンチドリ,白いタイプ,コマクサ,コケモモ?,?,?,クモガタヒョウモン♀,ミドリヒョウモン,サトキマダラヒカゲ,ヒゲナガガsp,熊野岳避難小屋,山頂付近の看板,お釜)

_060708_063 _060708_0161 _060708_149 _060708_0115 _060708_026 _060708_0318 _060708_0405 _060708_3672 _060708_734 _060708_752 _060708_0200 _06708_0215 _060708_0233 _060708_0267 _060708_0337 _060708_343 _060708_0154 _060708_0192 _060708_0187 _060708_0139 _060708_0149 _060708_0071 _060708_0039 _060708_0048 Sp_060708_0084 _060708_0308 _060708_0313 _060708_524

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コメント

コケモモの次の白い花
はっきりとは解りませんが、
キヌガサソウに似てるような・・・・

葉が円形にくるっと付いてるのですが・・・・

投稿: mayami | 2006/07/14 08:15

mayamiさん
調べていただきありがとうございます。
写真では大きさがわからないのですが,キヌガサソウのような大きく立派な花ではないです。

ツマトリソウ??

投稿: yamame | 2006/07/15 07:14

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