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2006/06/23

小国 2006/06/18

07:30 曇り

 チョウセンアカシジミ(蝶)は,山形県の川西町から小国町にかけて局所的にいるらしい。しかし,昨年,Yさんにポイントを教えていただくまでは,なかなか出会うことができなかった。だから,ようやくの出会いはとても感動した。

_060618_0051 _060618_0034  ポイントに行くと,木にとまっているものは少なく,下の草むらにウジャウジャと溜まっていた。まだお休み中だったようだ。草むらに踏み込むとつぶしてしまいそうだ。周辺をさらっと見たが,他のチョウやトンボもまだ出てきていない。時間が早かったようだ。昨年は近くの林でアカショウビンがさかんに鳴いていたが,今年は聞こえず,代わりにキビタキの巣立ち雛がしきりに鳴いていた。林の中を覗くと,同じような所を巡回するように移動しており,親も心配そうに(?)近くを移動していた。

 ここはまた夕方に来ることにして,五味沢の林道に向かうことにした。こちらでもアカショウビンが期待できる。

_060618_0147 _060618_0132 _060618_0098  車を走らせ,林道のあちらこちらで要所に立ち寄りながら朝日連峰の登山口まで往復した。最初に立ち寄った所では,ミヤマカラスアゲハが地面で吸水していた。翅のおもて面が青緑の金属光沢に輝き,とても美しい。ジワジワゆっくり寄っても飛ばれてしまい,なかなか近くで撮影できなかったが,じっとしていたら,一瞬足元近くの地面にとまってくれた。飛翔写真も何枚かピントが合っていた。このチョウは,以前,岩からしみ出る清水に3頭集まって吸水している光景に出会ったことがあり,そのときの美しさが目に焼きついている。岩からしみ出る清水とチョウが陽に輝いて感動的な美しさだった。岩手県の閉伊川支流だった。

Sp_060618_0125 Sp_060618_0278  その近くを歩いていたら,もの凄い光景に出会った。見たこともないような大群のバッタだ。まだ1cmにも満たない小さなバッタだが,草の葉にびっしりと付いている。バッタに食われて葉脈だけが残っている葉もあった。スケールは全く違うが,パールバックの「大地」を連想してしまった。これらがすべて成虫になったら大変なことになるだろう。淘汰されることを祈るのみだ。

 近くをオオスズメバチが飛んでいたので,その大きさと美しさに見とれてしまった。5cm位はあるように見える。カッコ良い。しかし,一転こちらに飛んできた。そうだった。スズメバチに黒い服は危なかったんだった。私が着ていた黒いベストに反応したようだった。攻撃対象にされたのでは敵わない。慌てて車に逃げ込んだ。もちろん写真撮影はできなかった。

_060618_053 _060618_0216 _060618_0212  次に広い川原のポイントに移動した。ここは昨年アカショウビンを至近距離で聞いた場所だ。昨年は飛ぶ姿しか見られなかったので姿を期待していたのだが,今回は声すら聞くことができなかった。ノジコは昨年と同じような場所でさえずっていた。鳥を探しているときオシドリが頭上を通過していった。この周辺で繁殖しているのだろう。キセキレイ,カワガラス,ヤマガラなどの鳥も見られた。チョウでは,サカハチチョウ,イチモンジチョウ,コムラサキなどを観察することができた。

_060618_013 _060618_014  登山口付近では,子どもが小さいとき,アカショウビンでとても良い思いをしたことがある。林の中を流れる川でカジカガエルと遊んでいたら,アカショウビンが飛んできて,至近距離で,逃げもせずにず~っと姿を見せてくれた。「こんなことは一生ないからしっかりと覚えておくように。」と子どもたちに言ったが,覚えているだろうか。このときは地面に飛び込んでカナヘビを捕食するところも観察できた。白い森オートキャンプ場ができたての頃だったと思う。何年前になるだろう。まだ家族ユニットで出かけていた頃のことだ。季節は7月下旬の夏休みだったと思う。

 今回はここでもアカショウビンは声もなし。ただ,ミヤマカラスアゲハが高い木の上のほうで吸蜜している光景が見られたのは収穫だった。

_060618_0502_060618_0482  林道を戻る途中,広場になっている場所があり,ここでチョウを探してみた。林に隣接しているこんな場所はチョウを探しやすい。案の定,すぐにコムラサキとイチモンジチョウを見つけ出すことができた。コムラサキは獣糞に誘われてきていたようで,糞に口吻を差し込んで一所懸命に栄養を取っていた。翅がぼろくなってきた個体だったが,光の当たり具合で青が綺麗に浮き出してきていた。ただ,拡大して撮影するとバックの糞がちょっといただけない。一応その写真も張るが,クリックして拡大して見ないことをお勧めする。

 イチモンジチョウも運良く近くで撮影できた。このチョウは翅の表も綺麗だが,裏の模様もなかなか良い。

_060618_1016 _060618_1037 _060618_0019  さて,夕方近くなりチョウセンアカシジミポイントに行くと,朝,草むらに多数いたチョウたちが今度は葉の上や空中にいる。もう乱舞状態だった。葉の上にいるものはそのほとんどが2頭つながって交尾していた。ちょうどそういう時期に当たったようだった。トネリコの木たちには気の毒だがず~と繁殖し続けてほしいものだ。周辺ではゴイシシジミが見られたものの他のチョウは芳しくなかった。昨年はウラナミアカシジミなども見られたので期待していたのだが残念だった。ちょっとのタイミングのずれで成果が大きく変わってしまう。

【観察できた鳥】

ホオジロ,ヒヨドリ,ツツドリ,スズメ,ハシブトガラス,メジロ,ハシボソガラス,キビタキ,ムクドリ,セグロセキレイ,ツバメ,モズ,アオジ,コゲラ,ノジコ,ヤブサメ,ヤマガラ,シジュウカラ,オシドリ,キセキレイ,ウグイス,イカル,クロツグミ,オオルリ,カワガラス,ホトトギス (26種)

【写真】(左上から,小国駅,駅舎内の地場参品コーナー,イチモンジチョウ表,イチモンジチョウ裏,樹上のコムラサキ,紫が隠れているコムラサキ,サカハチチョウ,樹上のミヤマカラスアゲハ,ゴイシシジミ,クロヒカゲ,黒い蛾,白い蛾,ヒガシカワトンボ,ナガメ,ハムシsp,ハナアブsp,ノジコ)

_060618_005 _060618_006 _060618_0556_1 _060618_0591 _060618_0311 _060618_0475 _060618_0327 _060618_0246 _060618_0615 _060618_0657 Sp_060618_0025 Sp_060618_0652_1 _060618_0524_1 _060618_0602 Sp_060618_0332 Sp_060618_0237 _060618_081

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コメント

わぁ~~~~~~~~~(驚愕!)
そんなにチョウアカに出会えたのですか!
先日、岩手で卵50個盗まれたと聞きました。
でも沢山いて、良かったです。
私も出会いたいです♪
それにしても、羨ましいほど、出てますね。叱られませんか?って、愚問でしたでしょうか(笑)

投稿: mayami | 2006/06/23 21:32

卵50個とはすごいです。何がすごいって,数えてチェックしていた人がいたんですね~。

ここはチョウアカがごっちゃりいましたが,あちこちにいる訳でなく,ここだけです。例えば,ここのトネリコが病気などでダメになったらすぐ全滅でしょうね。来年は大丈夫でしょうが,それほど安心はできないかも。

> それにしても、羨ましいほど、出てますね。

チョウアカでなく私のことでしょうか? 叱られるなんて考えたこともありませんでした。大きなペットのように放し飼い状態なのかもしれません。(~_~)

投稿: yamame | 2006/06/23 23:04

叱られないのですか?
毎週出かけて。
素敵な奥様ですね♪

投稿: mayami | 2006/06/24 21:07

ん~,誤解があるかもしれません。
妻も子どもも,私同様に家にいません。それぞれ自分の世界ありますから。休みの日に家にいたら留守番しているようなもんです。

> 素敵な奥様ですね♪

これはあえて否定しませ~ん。(^^ゞ

投稿: yamame | 2006/06/24 22:22

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