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2006/05/18

蕪栗 2006/05/14

08:20 晴れ

 冬も良いが春~初夏の蕪栗もなかなか良い。ここはホオアカが多く,オオヨシキリに混ざってコヨシキリも期待できる。昨秋声を聞いたので,オオセッカもいるかどうか楽しみだ。カッコウも運が良ければ姿を見られる。遠いがシギチも楽しみだ。アカエリヒレアシシギがクルクル回っている場面と遭遇したこともある。

_060514_00703  白鳥地区やその周辺ではオオヨシキリが,ギョギョシ,ギョギョシと盛んに鳴いていた。「さえずっていた」と書いたほうが良いかもしれないが,この声は「さえずり」と書くには抵抗がある。頭ボウボウのやんちゃ坊主が大声で騒いでいる感じだ。にぎやかで良い,という聞き方もあるだろうが,集まるとにぎやかになりすぎる。午前中は風がかなり強く,揺れるヨシで鳴くオオヨシキリをデジスコ撮影するのがむずかしく,結構楽しめた。この髪型,家の息子とよく似ている。

_060514_00603 _060514_00620 _060514_00651  沼にはコガモの群れなどが見られたがシギチの姿はなし。沼を通り過ぎ,ウロウロしていると,カッコウの声が近くなってきた。見るとすぐ近くの木で鳴いている。運良くさえずっている場面をじっくりと観察することができた。「かっこう」と鳴く「か」の部分,もっと厳密にいうと「ka」のうち「a」の部分だけ瞬間的に口を開け,後はほとんど口を閉じた状態で鳴いている。また,喉を波打たせるように膨らませる。見ていてとても面白かった。この日は,ここから飛び去っても,またしばらくすると同じ木に戻ってきていた。お気に入りの場所なのかもしれない。道沿いには大好物の毛虫が大量に出ていた。

_060514_00487 _060514_00497  白鳥地区にはまだカモ類が残っており,コガモ,ハシビロガモ,ヒドリガモ,オナガガモなどが観察できた。ヨシガモも結構な数を観察できた。残念ながらここでもシギチはあまり見られず,ヨシの合間にツルシギが寝ているのみだった。運良く通りがかったハシビロガモが起こしてくれたので,なんぼか変化のある写真を残すことができた。ずいぶん黒くなってきていた。土手の方にはホオアカが沢山いた。

 蕪栗沼,白鳥地区周辺では,コヨシキリやオオセッカもいないかと結構真面目に耳を澄まして歩いたが,声を聞くことができなかった。コヨシキリっぽい声もしたが良く聞くとオオヨシキリだったりした。オオセッカはともかく,コヨシキリは残念だった。

_060514_0080 _060514_00781  周辺田んぼを回っていると,ガンの群れが旋回して飛んできた。田んぼは水が張ってあるので,降りられるところが限られる。ようやく場所を決めて降りたのを見ると,サカツラガンが1羽混ざっていた。katokeiさんからの情報でいたのはわかっていたが,まだ滞在していたとは。逆光だったので順光側に回ろうと車を動かし大きく回り込んだら,思ったよりも道路から近い所にいた。慎重に車を動かしたつもりだったが,驚かせて飛ばしてしまった。申し訳なかった。

_060514_0026 _060514_0053  後で飛んでいる1群の写真を見て数えると59羽の群れだった。これだけ大きな体を維持するのにどんなものをどのくらい食べるのだろう。「どんなものを」の部分はあまり想像したくない気もする。いずれ農家の方々には多大なるご迷惑をおかけしているに違いない。長期間こんなに数多くここに居付いてしまったら大変だ。お互いのために早く渡去することを願うばかりだ。よく見ると羽が一部抜けている個体もあるが大丈夫だろうか。

ps. デジ眼のほうにCFカードを入れないまま数百枚撮影していた。よくある失敗だが,久しぶり。気付いた時,一瞬目の前が白くなった。多くの傑作をフイにしてしまった。

【観察できた鳥】

スズメ,キジ,カッコウ,オオヨシキリ,ウグイス,ムクドリ,ホオアカ,トビ,セッカ,ツバメ,カルガモ,ハシブトガラス,カイツブリ,モズ,ヒバリ,オオジュリン,アオサギ,ダイサギ,オオバン,ヒドリガモ,オカヨシガモ,ヒヨドリ,チュウヒ,ハヤブサ,ハシボソガラス,コガモ,オナガ,ハシビロガモ,オナガガモ,コムクドリ,ヨシガモ,ホシハジロ,キジバト,ササゴイ,ツルシギ,ハクセキレイ,カワラヒワ,アオジ,バン,マガン,アマツバメ,ウミネコ,サカツラガン,ノスリ,シジュウカラ (45種)

【写真】(左上から,オオヨシキリ×4,不思議生物,右羽伸ばし,左羽伸ばし,尾羽伸ばし,aっこう,カッコウ,野鳥写真っぽいコムクドリ,どこかにいるヒバリ,キジの叫び,まだ毛が立っている,ヌマネコ,ホオアカ,もう出てきたイトトンボ,チョウだけどツバメ,カッコウの大好物×2)

_060514_00740 _060514_00742 _060514_00817 _060514_00821 _060514_00425 _060514_00427 _060514_00441 _060514_00439 _060514_00571 _060514_00576 _060514_00713 _060514_0007 _060514_00774 _060514_00778 _060514_0017 _060514_00729 _060514_00454 _060514_00470 _060514_00718 _060514_00722

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コメント

この観察記面白く拝見しました。
特にマガンがまだいること、そしてツルシギの夏羽がいる事がおどろきでした。
私は毎年11月上旬のみの遠出観察ですが、ツルシギとマガンが見られます。
このツルシギとマガンはいつまで居るのでしょうか?
埼玉から気軽に行けるところではないのでyamameさんの報告楽しみにしています。

投稿: 綱さん | 2006/05/19 20:56

綱さん,おはようございます。
昨日飲み会で体も脳もまだアルコール漬です。

> このツルシギとマガンはいつまで居るのでしょうか?

黒いツルシギは今の時期毎年普通に見られます。春の早い時期から数多く見られ,だんだん黒くなっていきます。伊豆沼近辺でも見られることがあります。蕪栗ではどうしても遠いのですが,伊豆沼ではごく近くで出会えることもあります。夏に行ったことがあまりないのでいつまでいるのかはよくわかりませんが,5月中頃までだったら確実だと思います。

マガンは例年もういないです。毎年居残りで越夏するマガン,ヒシクイが蕪栗,伊豆沼に数羽いるようですが,こんな群れが居残っているのはないと思います。心配です。

投稿: yamame | 2006/05/20 07:00

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