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2006/01/27

万之瀬川河口-野間岬 2006/01/17

07:00 晴れ

 前日の夕方は土砂降りの雨だったが雨が上がり良い天気になりそうだ。この日は野間岬でカツオドリなどを見て,その後,万之瀬川河口でクロツラヘラサギを見る予定だ。まずはカツオドリだ。カツオドリはこちらでは普通種のようだ。

 宿泊した笠沙恵比寿のレストランで朝食をいただき,チェックアウトの手続きをした後,フロントの人にカツオドリのことを聞いてみた。すると,沖釣りしていると良く見かけるという。陸からはどこからが良いかさらに尋ねると,何とここのレストランからも見られるとのことだった。目の前の海(野間池)に飛び込んで餌を捕るところも見られるらしい。すごい。

 しかし,朝食前にひと回りした限りでは,この周辺ではカツオドリは見られなかった。どうも,タイミングが悪かったようだ。それでも,しばらく粘ってみたが,セグロカモメとクロサギ,ウミウ程度しかいなかった。

 万之瀬川河口に向かいながら,沖合いの海や港の防波堤などをチェックしていったが,どこにもカツオドリは見当たらない。どうもはずしてしまったようだ。野間漁港から船で3時間ほどの草垣群島ではほぼ年中繁殖しているようだが,今回は時間と予算の関係で見送っていた。悔やむことになってしまいそうだ。でも,少し取っておいたほうが次の楽しみもあって良いかもしれない。何もかも当たると将来つまらなくなってしまう。時期を変えてクジラウォッチングとセットなんていいかもしれない。

_060117__04554 _060117__04481  万之瀬川河口は前日の夕方に下見しておいたので,クロツラヘラサギのいる場所はわかっていた。クロツラヘラサギは北側対岸から見ることになるので,朝か夕方でないと,まともに逆光になってしまう。特に晴れているときは水面に反射して辛いだろう。着いたのが9時20分だったのでまあまあの時間だった。ところが,光の加減は良いもののクロツラたちは顔を羽に突っ込んで寝ている。そうだった。こいつらはこのパターンがあるんだった。これじゃぁ撮影してもしょうがない。ちょうどマナヅル若が1羽迷い込んで来ていて,クロツラたちの所を通りかかったが,顔を上げることもなかった。

 昼寝に付き合っても仕方ないので,もう一度野間岬に挑戦しようと,大浦干拓と小湊干拓をひと回りした後,枕崎まで南下して,南側から半島を一周した。

_060117__04525 _060117__04567  大浦干拓は田んぼが広がっており春秋はシギチなど良さそうな場所だったが,今回はチョウゲンボウ(写真左)やタヒバリ,ホオアカなどがいた程度であまりパッとしなかった。枕崎からはずっと左手に東シナ海を臨んでのドライブとなった。崖と海の風景が秋田の男鹿半島を想起させたが,冬の日本海はこんなに穏やかではない。東シナ海は風が強くても荒れることなく,とてもきれいだった。カツオドリはというと,岬を一周しても確認することができなかった。

 万之瀬川河口に戻ってきたのは3時半頃だったろうか。日がだいぶ西に傾いてきているが,相変わらずお休みモードだ。土手の道に三脚を出して撮影している人たちがいる。声をかけたら鳥見というより写真撮影が目的の方々だった。一旦車に戻り車内から観察していたら,下流側から対岸方向に飛び去った鳥影がある。ヤマセミだ。びっくりして先ほどの人たちの所に行って聞いたら気付かなかったようだ。こんな海の近くにヤマセミがいるなんて。

 この方々となんだかんだお喋りしているうちに,話の流れで車から図鑑を持ってきたり,三脚を持ってきたりで,とうとうすっかりご一緒することになってしまった。そのうち,野鳥の会地元支部の○○さんが登場。さまざまなお話を聞かせていただくことができた。

 お話によると,カツオドリのポイントは間違っていなかったようで,野間池では堤防にとまっている個体を至近距離から撮影したこともあるらしい。時期や時間を尋ねたら,いつもいる,という。念のためより確実な場所として片浦漁港を紹介していただいた。もう日没が近いので明日行ってみよう。正直しょぼんとしていたのだが,また元気が湧いてきた。

_060117__20656 _060117__04590 _060117__04705  クロツラヘラサギ&ヘラサギは合わせて19羽いた。ヘラサギが何羽混ざっていたのか確実ではないが,2羽はいたようだ。写真撮影の方々はクロツラヘラサギたちが飛び立つところを撮影したかったようだが,飛び立つどころか眠ったままだ。それでも,朝とは異なり,マナヅルが通りかかるとザワザワと起きるようになった。完全に目を覚ましたのは午後4時半頃だった。顔を上げるやいなや一斉に飛び立ち,50mほど下流に降り立った。クチバシを水面に入れ首を左右に振りながら独特の採餌をするが,数が多いと迫力があって見ていて飽きない。しかし,この土手道は奥の南薩少年自然の家に続く専用通路になっているらしく午後5時には閉鎖される,ということで,ちょうど面白くなってきたところで立ち去らなければならなくなった。ちょっと残念。

 翌朝は,暗いうちに鹿児島市内のホテルを出て,片浦漁港には7時半頃には到着した。鹿児島は宮城県と比べてかなり日の出が遅いことに加え,あいにくの雨で薄暗い。それでもカツオドリと会いたくって,車の中から双眼鏡や望遠鏡で港内をくまなく探すが見つからない。セグロカモメやクロサギばかりだ。野間池まで再度足を伸ばすがここにもいない。片浦漁港で9時半頃まで粘ったが,雨脚も強くなり,ここで引き上げることにした。

_060118__04722  今回の鹿児島遠征ではツルたちと出会うことができ大満足だった。一所懸命探してカツオドリに会えなかったことも,次回の大きなお楽しみになったことを思うと,それはそれで良かったかもしれない。アネハヅルやソデグロヅルなどの情報を待って,改めてもう一度来てみたい。ツルには会えないが,6月頃だったら吹上浜のアカウミガメ,8月頃だったら笠沙沖のクジラやイルカも面白そうだ。草垣群島にカツオドリを見に行くのなら春秋の渡りの時期が面白そうだし,その時期だったら大浦干拓なども面白いかもしれない。帰ってきてからさらに夢が広がった。

 4泊5日の経費は,飛行機代+1泊=4万円弱,レンタカー5日分=2万7千円弱,宿代3泊=(6,500円×2)+13,000円弱,ガソリン代=5,000円程度だった。昼食は最終日以外食べている暇がなかった。合計でいくらになったかな。

【観察できた鳥】

(万之瀬川)

ハシボソガラス,コサギ,クロツラヘラサギ,ヘラサギ,マガモ,トビ,アオサギ,カルガモ,ホシハジロ,ハシブトガラス,キジバト,カワセミ,ウグイス,ジョウビタキ,スズメ,ヒヨドリ,コガモ,キジ,マナヅル,モズ,ヤマセミ (21種)

(野間半島) ※大浦干拓を含む。

トビ,ハクセキレイ,ハシブトガラス,セグロカモメ,ウミウ,スズメ,ミサゴ,マガモ,オオセグロカモメ,イソヒヨドリ,クロサギ,ホオジロ,ウグイス,メジロ,シジュウカラ,ヤマガラ,ハヤブサ,チョウゲンボウ,タヒバリ,ヒバリ,ホオアカ,カルガモ,アオサギ,カイツブリ,ヒヨドリ (25種)

【写真】(左上から,顔を隠しているイタチ,準備中のクロツラヘラサギ×3,未知との遭遇×2,荒川静香か?,色んなクチバシ,はみ出しものの若者)

_060117__20585 _060117__04521 _060117__04523 _060117__04512 _060117__20617 _060117__04550 _060117__04629 _060117__04641 _060117__04574

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コメント

「カツオドリ」は、残念でしたね、やっぱり陸からは、難易度が高いのかもね。次回の目標が残ってよかったのでしょうか.....(^^ゞ

投稿: まぐぴ | 2006/01/27 22:03

>次回の目標が残ってよかったのでしょうか...

そこんとこはあまり突っ込まないでくださいな。(~_~)

投稿: yamame | 2006/01/27 22:38

次回ってのは、別場所という意味む含めてです.......(^○^)

投稿: まぐぴ | 2006/01/28 18:03

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