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2006/01/12

八戸-種市 2006/01/08

07:00 晴れ時々雪

 青森県八戸から岩手県種市にかけて海沿いを南下して鳥見をした。午前1時半に起きて家を2時半に出発。往路,東北自動車道を北上したが,仙台付近と盛岡付近を除きすべて吹雪。特に岩手県北部から吹雪がひどくなり,前がほとんど見えなくなった。日の出前の暗い中,ヘッドライトが吹雪に遮られる。道路は当然雪に覆われており,左側の雪の壁を頼りに車を走らせたが,無謀な大型車両に追い抜かれると雪煙で前が全く見えなくなる。死にそうな思いで何とか八戸ICまでたどり着いた。八戸港を経由して蕪島に着いたのが7時だったので,4時間半もかけたことになる。

 蕪島に着いてもまだ吹雪の状態が続いていたが,ときどき日が射すようになり,まもなく晴れ間が覗いてくるようになった。蕪島では数百羽のハギマシコの群れと出会ったことがあり,今回も期待していたが,すっかり雪で覆われており,全く見られなかった。盛期にはウミネコの繁殖地となるそうだが,カモメ類もそれほど多くない。海にはシノリガモやヒメウが浮かんでいた。

_060108__0314 _060108__0328  昨年末に日本海側のシノリガモを撮影してきたので,太平洋側のシノリガモも撮影しようと,適当な距離の個体を求めて海岸沿いを歩いていたら,2羽のコクガンが磯で海藻を食べていた。八戸市水産科学館(マリエント)のまん前の磯浜だ。ここでのコクガンをあまり期待していなかったので,とても嬉しい驚きだった。距離もとても近いし,射してきた光が順光になって撮影条件もバッチリだ。このコクガンを撮影していると,さらに複数のコクガンが近くを飛んで向こう側の漁港に降り立った。

_060108__0147  追いかけてその漁港に移動すると,そこに12羽のコクガンがいた。この漁港は恵比須浜漁港というらしい。着いたとき,コクガンの群れの中にカモメ類が1羽入っており,邪魔くさいと思いながら撮影したのだが,ひと通り撮り終わってよく見るとその1羽はワシカモメだった。この漁港内にもシノリガモが入っていた。

_060108__0231 _060108__0334  マリエント前に戻って,再びここにいるコクガンやシノリガモの撮影を始めたら,漁港にいたコクガンたちもここに移動してきて食事を始めた。宮城県内のコクガンは養殖海苔に依存している気配があるが,ここのコクガンは磯の海藻を食べている。これが自然の姿なのだろう。それにしても,よくこんなもんでこれだけの大きな体を維持していけるものだ。いつも不思議に思う。海藻を食いすぎで太ったという人をまだ見たことがない。

 海沿いをだらだらと南下しながら鳥見をしたかったので,後ろ髪を惹かれる思いで,蕪島を後にした。海沿いの道は左手に青い海が広がりとても気持ちが良い。ただ,期待したような海鳥が見られなかったのが残念だった。

_060108__03891 _060108__3912  八戸と階上(はしかみ)の境目くらいの海岸(南浜?)にカモメ類が集まっていたので,道沿いの駐車場に車を停めて覗くと,ここにもコクガンが1羽いた。カモメではオオセグロカモメに混ざってシロカモメ成鳥もいた。シロカモメは成鳥がとても美しいがなかなか出会えないので,見つけるととても嬉しい。色が全体にしろく目の色も薄い。人間だったら北欧系の雰囲気だ。この浜に接して大蛇漁港(おおじゃぎょこう,階上)があるが,ここにもシロカモメが複数入っており,第1回冬羽,第2回冬羽の個体も確認できた。この辺りはシロカモメポイントになっているようだ。

 いつもは階上でもっとのんびりとしてあちこちの海岸に寄るのだが,今回は種市海岸が気になり先を急いだ。途中工事のためポイントがなくなってしまった,というのもある。種市漁港に着いたのが12時前位になった。

_060108__0540 _060108__03944  ここは相変わらずワシカモメが多い。ごく普通にワシカモメがいる。コクガンはここが本命だったのだが,浜辺にも海上にも見当たらなかった。タイミングをはずしてしまったか。この日は小潮で干潮が夕方になっていたので海岸に磯が出ていなかったせいかもしれない。八戸方面で見られたから良いか。近くの海にはシノリガモ,遠くにはクロガモが見えた。遠くの防波ブロックにはウミウに混ざってヒメウも見られた。順光で見るヒメウは金属光沢が緑紫色に輝きとても美しい。港の北側は大規模な工事が行われていたので鳥見は遠慮した。ハギマシコなどの小鳥類は観察できなかった。雪のせいか。

 その後,さらに南下し2つばかり港をチェックしたが特に何事もなし。往路で懲りたので,帰路は明るいうちに帰ろうと午後2時半には現地を離れた。種市でバフンウニの瓶詰と南部煎餅の「みみ」の袋詰めを買って帰った。

【観察できた鳥】

(八戸)

オオセグロカモメ,スズガモ,ウミネコ,ウミウ,ヒメウ,ハシブトガラス,ハシボソガラス,セグロカモメ,ホシハジロ,カルガモ,ハジロカイツブリ,ハクセキレイ,シノリガモ,コクガン,ワシカモメ,ウミアイサ,シロカモメ (17種)

(階上)

シロカモメ,オオセグロカモメ,トビ,シノリガモ,ハシボソガラス,ウミネコ,ハシブトガラス,スズガモ,カルガモ,ヒヨドリ (10種)

(種市)

ワシカモメ,ウミネコ,カルガモ,シノリガモ,シロチドリ,オオセグロカモメ,クロガモ,ハシボソガラス,マガモ,ハクセキレイ,ヒメウ,ホオジロガモ,ハマシギ,ウミウ (14種)

【写真】 左上から,コクガンサーファー,コクガンのほんのり黒いおしり,ひそひそ話,いちゃもんつけてるコクガン,決めポーズ,青い海のシノリガモ,背中,わきの下,日本人じゃないなこれは=シロカモメ成鳥,種市のシノリガモ,飛びまぁすポーズのワシカモメ

_060108__0126 _060108__0291 _060108__0460 _060108__0484 _060108__0486 _060108__0011 _060108__0024 _060108__0042 _060108__03928 _060108__0563 _060108__0544

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